＜日付＞2002年2月17日 主日礼拝
＜主題＞敵も愛しなさい
＜本文＞マタイによる福音書5：38-48
イエス様が人間に最高の掟を宣布しました。それは敵を愛しなさいということです。敵を愛しなさいという言葉は、命を愛しなさいという話です。言い換えると、人間の命に害が与えられないように、最高の法を宣布し、命を保護した御言葉です。敵まで愛するようになれば人が害を受けることはないので、このような話をなさったのです。
イエス様の教えというのは、人に良くしてあげなさい、人に尽くしなさい、人を愛しなさい、お互いに仲良くしなさい、憎んではいけない、敵までも愛しなさい、でした。これは人間を最高の存在として考え、命を最も偉大に思っている話です。また、神様を愛しなさい、神様に感謝しなさい、神様に栄光を帰しなさい、その方の言うことすべてに聞き従いなさいと、人間が神様と人間に行うべきすべてのことを教えたのです。
人は生きていくうちに万物から害を受けることもありますが、最も致命的に害や災いを受けるのは人間からです。お互いにぶつかりあい、お互いに怒る出来事が生じるし、お互いに害を与え、争い、憎み、敵にまでなる出来事もたくさんあって、しまいには殺人までするようになり、戦争で多くの命を殺したりもしました。
敵というのは自分に最もたくさん害を与えた人だと言えます。敵はほっておくと一生敵の仕業を続けます。神様はイエス様を通して敵を愛しなさいとおっしゃいました。敵から害を受けた人達には本当に理解しがたいことであり、腹が立つ言葉でもあります。
続く
説教者：チョンミョンソク牧師
