2025年10月12日主日の御言葉
主題:主管圏を抜け出しなさい
<本文>
新約聖書 ヨハネによる福音書3章3節『イエスは答えて言われた、「よくよくあなたに言っておく。だれでも新しく生れなければ、神の国を見ることはできない」。』
ローマ人への手紙6章4節『すなわち、わたしたちは、その死にあずかるバプテスマによって、彼と共に葬られたのである。それは、キリストが父の栄光によって、死人の中からよみがえらされたように、わたしたちもまた、新しいいのちに生きるためである。』
新約聖書 エペソ人への手紙 4章22~24節『すなわち、あなたがたは、以前の生活に属する、情欲に迷って滅び行く古き人を脱ぎ捨て、心の深みまで新たにされて、真の義と聖とをそなえた神にかたどって造られた新しき人を着るべきである。』
コリント人への第二の手紙5章17節『だれでもキリストにあるならば、その人は新しく造られた者である。古いものは過ぎ去った、見よ、すべてが新しくなったのである。』
今日の御言葉は、信仰生活をするときもじっとしていたらサタン、悪人によって死ぬことになるから、義の戦いをして抜け出しなさいという御言葉です。
我慢してばかりいたらいけません。言うべきことは言わなければならないし、戦うべきときには戦わなければなりません。神様を信じて行なうべき時もあります。
イエス様は激しく義の戦いをなさいました。イエス様は「不法を働く者たちよ、私から退け」とおっしゃいました。
(新約聖書 マタイによる福音書7:23)『そのとき、わたしは彼らにはっきり、こう言おう、『あなたがたを全く知らない。不法を働く者どもよ、行ってしまえ』。』
弟子たちもみんな立ち上がって福音を伝えつつ、義で戦いました。
じっとしていないで、すべての面において義の戦いをすべきです。聖書では「主と一つの体になって主と共に戦う人は、サタンと悪を退かせ、永遠な国を手に入れる」と言いました。
(新約聖書 黙示録17:14)『彼らは小羊に戦いをいどんでくるが、小羊は、主の主、王の王であるから、彼らにうち勝つ。また、小羊と共にいる召された、選ばれた、忠実な者たちも、勝利を得る」。』
(旧約聖書 イザヤ34:8~10)『主はあだをかえす日をもち、シオンの訴えのために報いられる年をもたれるからである。エドムのもろもろの川は変って樹脂となり、その土は変って硫黄となり、その地は変って燃える樹脂となって、夜も昼も消えず、その煙は、とこしえに立ちのぼる。これは世々荒れすたれて、とこしえまでもそこを通る者はない。』
(新約聖書 ヨハネの黙示録20:9~10)『彼らは地上の広い所に上ってきて、聖徒たちの陣営と愛されていた都とを包囲した。すると、天から火が下ってきて、彼らを焼き尽した。そして、彼らを惑わした悪魔は、火と硫黄との池に投げ込まれた。そこには、獣もにせ預言者もいて、彼らは世々限りなく日夜、苦しめられるのである。』
じっとしていたら時間も死にます。時間を価値どおりに使えない人は、その主管圏から抜け出して、時間を価値どおりに貴重なところに使わなければなりません。そうしてこそ自由の身になり、自分の時間の主人になります。
時間を正しく使うことで時間に勝たなければなりません。
地上で行なうとおりに魂も霊もすべて変化して、それに該当する霊の道を行きます。つくるとおりに、そのとおりになります。行なうとおりに行きます。
行なうとおりにもらうという神様の御言葉はすべての世界、天と地の法です。この一つの法にすべてが支配されます。
いくら善良でよくても、主管圏を移してのみ、天国のような主管圏に来て生きるようになります。移すことを別の一つの単語で言うなら「復活」です。「生き返った」、「よりよくなった」ということが復活です。
完全に主管圏を移さなければなりません。今日「自分の主管圏を抜け出しなさい」と最高の祝福の御言葉を伝えてくださいました。みんなこの祝福の御言葉を聞いて、自分個人の生の主管圏を抜け出さなければなりません。
神様がアブラハムに「あなたの主管圏を抜け出しなさい。索漠であってもカナンの地に来なさい」とおっしゃいました。それでアブラハムが主管圏を抜け出して神様と生きるようになりました。
(旧約聖書 創世記12:1~2)『時に主はアブラムに言われた、「あなたは国を出て、親族に別れ、父の家を離れ、わたしが示す地に行きなさい。わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大きくしよう。あなたは祝福の基となるであろう。』
このように、抜け出したら幼虫が蝶になって自由に飛びます。
神様はヤコブ、ヨセフ、モーセ、ヨシュアにも「あなたの主管圏を抜け出しなさい。そうしてこそ用意した祝福を与えよう」とおっしゃいました。そしてその主管圏を抜け出したら祝福をくださいました。
‐モーセを見てみましょう。
(旧約聖書 出エジプト記3:10)『さあ、わたしは、あなたをパロにつかわして、わたしの民、イスラエルの人々をエジプトから導き出させよう」。』
(旧約聖書 出エジプト記19:3~6)『さて、モーセが神のもとに登ると、主は山から彼を呼んで言われた…(中略)…あなたがたが、まことにわたしの声に聞き従い、わたしの契約を守るならば、あなたがたはすべての民にまさって、わたしの宝となるであろう。全地はわたしの所有だからである。あなたがたはわたしに対して祭司の国となり、また聖なる民となるであろう』。これがあなたのイスラエルの人々に語るべき言葉である」。』
‐ヤコブを見てみましょう。
(旧約聖書 創世記28:10~15)『さてヤコブはベエルシバを立って、ハランへ向かったが…(中略)…そして主は彼のそばに立って言われた、「わたしはあなたの父アブラハムの神、イサクの神、主である。あなたが伏している地を、あなたと子孫とに与えよう。あなたの子孫は地のちりのように多くなって、西、東、北、南にひろがり、地の諸族はあなたと子孫とによって祝福をうけるであろう。わたしはあなたと共にいて、あなたがどこへ行くにもあなたを守り、あなたをこの地に連れ帰るであろう。わたしは決してあなたを捨てず、あなたに語った事を行うであろう」。』
‐ヨセフを見てみましょう。
(旧約聖書 創世記45:5~8)『しかしわたしをここに売ったのを嘆くことも、悔むこともいりません。神は命を救うために、あなたがたよりさきにわたしをつかわされたのです。この二年の間、国中にききんがあったが、なお五年の間は耕すことも刈り入れることもないでしょう。神は、あなたがたのすえを地に残すため、また大いなる救をもってあなたがたの命を助けるために、わたしをあなたがたよりさきにつかわされたのです。それゆえわたしをここにつかわしたのはあなたがたではなく、神です。神はわたしをパロの父とし、その全家の主とし、またエジプト全国のつかさとされました。』
神様は時代ごとに救い人を遣わして、新しい時代に主管圏を移すようにさせました。その人の御言葉を信じて従えば自分の主管圏を抜け出して神様を信じるようになりました。
聖書を読むと、旧時代の定まった期間が終わり、新しい時代に新しい遣わされた人が来たとき、その人について行ってはじめて抜け出しました。また、より理想的に生きるために時代の中心者を中心にしてその御言葉どおりに行なうとき、その主管圏の中でも各自よりよく抜け出しました。
歴史を見てみます。
‐旧約時代のときは、アダム以後1600年が過ぎ、ノアを遣わして世の中をきれいにお裁きになったあと、旧時代を抜け出して新しい時代の歴史をお始めになりました。
‐そのあと400年後アブラハムを遣わして、また旧時代を抜け出して新しい歴史をお広げになりました。
‐そのあと新しい歴史のために400年間エジプトで奴隷生活をしながら子孫が増えるようにしていましたが、モーセを遣わしてまたエジプトの地を抜け出すようにさせました。
‐そしてヨシュアを遣わして、荒野を抜け出してカナンの地に入るようにさせました。
‐そのあとは時に合わせて士師たちを遣わして抜け出すようにさせ、ダビデ王など王を遣わして新しい世界へ抜け出すようにさせて神様の御心を成しました。
‐また、預言者たちを時代ごとに遣わしました。そして預言者マラキが来て400年後、旧約が終わりました。
そして旧約の約束どおりに、新しい歴史のためにメシヤ・イエス様を遣わしてくださいました。「ダビデの子孫の中から、ベツレヘム、ダビデの町からキリストが来るだろう」とおっしゃった約束どおりに、イエス・キリストが来られました。
(旧約聖書 ミカ書5:2)『しかしベツレヘム・エフラタよ、あなたはユダの氏族のうちで小さい者だが、イスラエルを治める者があなたのうちからわたしのために出る。その出るのは昔から、いにしえの日からである。』
しかし旧約の約束どおりにイエス様が来られたのに、ユダヤの宗教人たちは形式的に聖書を読んで信仰生活をしたのでイエス様を信じませんでした。
神様はメシヤを遣わして、メシヤを通して新しい御心を広げました。だから神様が主を遣わして新しい御言葉を叫び伝えるとき!主管圏を抜け出さなければなりません。
新約のときも、その時その時中心者を立てました。時代の預言者たちを遣わして方向を定めてあげ、歴史を広げました。カトリックには教皇を遣わし、教区長たちも立てて歴史を広げていかれました。そしてルターを遣わして400年後、新約2000年が終わりました。
神様は新しい時代の理想世界を約束なさったとおりに、歴史をお広げになります。この時に旧時代の主管圏を抜け出さなければなりません。抜け出さずには制度と環境上、自分の主管圏で新しい歴史、新しい世界を行なうことはできません。もし行なうとしても光を放つことができません。
自分の主管圏、旧時代の主管圏を抜け出して新しい時代に来て、天と共に自分の才能と青春を尽くして行なうべきです。そうしてこそ光を放ちます。
旧約圏では神様が旧約の法をお与えになり「守りなさい」とおっしゃいます。そうして旧約圏から新約圏に抜け出したら、旧約の法はとりやめて新約の法を与えて「守りなさい」とおっしゃいます。
主管圏ごとに位置、環境が異なり、制度も法も仕えることも異なり、行ないも異なります。
新約で神様はイエス様を通して、従う人たちみんなに千年王国、新婦の歴史、愛の歴史を約束なさいました。
約束なさった新しい時代が来たら、遣わした人を通して新しい御言葉をくださいます。最後の千年の理想世界をお広げになります。
○抜け出した人のことを
‐復活したと言います。
‐またほかの言葉では、生まれ変わったと言います。
‐自由になったと言います。
‐解放されたと言います。
‐願いが成就したと言います。
‐獄から出てきたと言います。
‐敵を敗北させ勝利したとも言います。
‐きたない服を脱いで新しい服を着たとも言います。
⇒新しい時代に神様が遣わした人に出会って一体になって生きる人は、このように旧時代の主管圏を抜け出して生きる人たちです。
イエス様の時、律法者たちが犬扱いをしていた異邦人たちが、メシヤ・イエス様の御言葉を聞いて使徒になり、個性の王たちになって生きていきました。
(新約聖書 エペソ人への手紙2:12~13)『またその当時は、キリストを知らず、イスラエルの国籍がなく、約束されたいろいろの契約に縁がなく、この世の中で希望もなく神もない者であった。ところが、あなたがたは、このように以前は遠く離れていたが、今ではキリスト・イエスにあって、キリストの血によって近いものとなったのである。』
高慢で自分の対面ばかりを考えた律法者、祭司長、書記官、パリサイ人、さまざまな官職を持った人、役人たちはイエス様を不信し、裏切りました。彼らは2000年間、その後世まで盲人にしました。
イエス様の新しい福音を聞いた人たちが彼らのこともあまりにも可哀そうだと憐れんで福音を伝えましたが、彼らはイエス様の御言葉を聞いて従うことをしませんでした。だからその霊たちは地上で行なったとおりにその霊界に行きました。むしろ旧約の時に生きていた先祖の霊たちはモーセ、エリヤの霊が来たように、イエス様のところに来ることもありました。
肉が行なったとおりに霊もその世界に行きます。数学を思い浮かべてみてください。足して、引いて、掛けて、割ったその通りです。これと同じく、すべての生の行ないもそうです。一点一画も行なわなければ、多くなりません。
過去の歴史の間、神様が摂理してこられたとおりに新しい時代に遣わした人に従って行なってこそ、創造目的を成して黄金天国へと行きます。
自分の行なったところからもっと大きい理想のために毎日抜け出す生です。旧時代を抜け出して生きても、新しい時代で神様を正しく迎えて仕えて生きることをしなければ、まるで幼虫が抜け殻から半分、あるいは三分の一だけ抜け出して、抜け殻を引きずって生きるようなことと同じです。完全に抜け出してこそ復活して飛んでいきます。
抜け殻から完全に抜け出してのみ、
‐神様が時代に行なわれる歴史の恩恵と祝福を完全に受けて生きます。
‐また「真実な歴史はこれだ」と悟っていっそう神様に仕え、敬い、愛し、得て生きます。
⇒だから旧時代から完全に抜け出すことが信仰の権勢です。
時代はいつでも抜け出せるわけではありません。神様が定めた旧歴史の期間が終わったら新しい歴史に神様が遣わした人が来て、盗人のように現れて、新しい御言葉を教えます。その御言葉を聞いて従ってこそ抜け出します。イエス様の時のようにこの時代もそうです。
抜け出してこそ希望が燃える生です。抜け出してこそ神様、聖霊、主が最高に願う理想的な生です。抜け出さなければ続けて希望をあきらめ、その位置で生きなければなりません。
毎日もっと行なって、自分の生がいっそう理想的な次元になるようにするべきです。だから昨日の主観的な思考と考えの水準から抜け出す生、毎日前進して復活して生きる生です。抜け出せなければ今のその主管圏でずっと生きなければなりません。
さまざまに抜け出す生です。
‐けがれから抜け出すことです。
‐病から抜け出すことです。
‐無知から抜け出すことです。
‐精神で、心で縛られているところから抜け出すことです。
‐怠惰から抜け出すことです。
‐恐れから抜け出すことです。
‐恐怖と心配から抜け出すことです。
‐心が老いていく嘆きから抜け出すことです。
‐時間を奪われるところから抜け出すことです。
‐自分の体質、心、考え、思考、強情さで固まった脳から抜け出すことです。
抜け出してただ義なる生き方をする信仰の哲学を持たなければなりません。神様と主を信じそうしたら光の方へ続けて行って、結局天国、黄金天国へと行きます。暗闇の眠りから抜け出したら昼のような光に出てきます。
抜け出せていないところを記録しておいて行なえば、すぐに抜け出します。
たくさん行なってこそ効果も大きいです。運動と同じです。運動したらすぐに体がほぐれます。そのようにたくさん、長い期間、数か月、数年運動してこそ、体に筋肉がつき、活力と弾力が生じて、目に見えて健康がよくなります。
このように抜け出して主管圏を移しても、真実な新しい時代の人になるためには3年は勤しんで新しい御言葉どおり行なわなければなりません。そうしてこそ新しい時代の健康体質になって、肉も霊も新しい時代の人に形体が形成されます。
抜け出す喜びと喜悦は、古い家から新しい家、別荘へと引っ越してきた時のようなものです。問題を解いて抜け出すことです。神様は抜け出すとおりに祝福をくださいます。アーメン。
古い主管圏での不義は、自分が主管圏を抜け出して報いてこそ、自分が害を受けません。ヘビの洞窟から出てきてからヘビの洞窟に火をつけるべきであって、自分もヘビの洞窟にいながら火をつけたら、自分もあがくヘビに噛まれて害を受けます。その主管圏から出てきてから、行なったとおりに接するのです。
自分の行ないの矛盾と無知、古いものを葬らなければなりません。そうしたら終わります。
(新約聖書エペソ4:22~24)『すなわち、あなたがたは、以前の生活に属する、情欲に迷って滅び行く古き人を脱ぎ捨て、 心の深みまで新たにされて、 真の義と聖とをそなえた神にかたどって造られた新しき人を着るべきである。』
聖霊の愛の平安を祈ります。
礼拝の御言葉 説教者:チョンミョンソク牧師



