みなさんはモーセのことをよく分かっていますか?エジプトでイスラエル民族を導き出した人です。
イスラエルの人々が400年間エジプトで奴隷生活をしました。それは有名なピラミッドを造っていた時代でした。結局400年が終わって、神様がモーセを送って彼らを導き出しました。大体歴史を振り返ってみると、約400年に一度大きく変わります。それで彼らはもともとの自分たちのふるさとの地にもどって来れるようになったんじゃないですか。
神様がモーセを通してイスラエルの民を導いていくとき、紅海が裂かれるようにもしたし、多くの困難がありました。そういう中で、民はつらいと言ってモーセを恨みました。そして神様に対して不満を抱くようになりました。神様としては、奴隷生活をしているところから導き出してあげているのに神様に不満を抱いたから、本当に気分が悪かったのです。
しかし耐えてまた耐えました。いつも祝福をしてあげましたが、彼らは少し困難があったらその困難のことで我慢できず、打ち勝つことができませんでした。モーセを通して何度も「あなたがたはふるさとの地に住むべきだ。自分たちの土地を取り戻して暮らすべきだ」と言いましたが、いやだと言ったし、やりたくないと言って不満不平をもらしました。モーセは民が恨んでいたので、「行きたくなければ行くな」と言いました。
私たちは困難があるからと言ってあきらめては絶対いけません。それが私たちに与えてくれる大きな教訓です。私も困難なことが数百回もありましたが、あきらめませんでした。
モーセを中心としてエジプトから出てきたのはよかったのですが、少し困難なことがあると言ってあきらめてしまったのです。それで彼らは自分たちのふるさとに行けなくて、シン荒野で住むようになりました。
みなさんも何かやり始めて、困難があるからといってやめたら、その後いいことはなかったでしょう。大変な時は「今までも神様が私と共にして下さってよくやってきたから、ここでうまくいかないはずがない」と思いました。
私は否定的なことは嫌います。私の哲学です。「やればできる。今度できなくても次には必ずできるだろう」という肯定的な考え方を持っています。ゲーテ、ニーチェなどいろいろな有名な哲学者がいますが、みんなも自分の人生の哲学を持っていなければならないんじゃないですか。彼らも自分の哲学で成功したのです。難しく哲学を学ぶ必要はありません。
私は何かをするとき必ず神様が共にしなければうまくできないという哲学を持っています。そしてあきらめてはいけないという哲学を持っています。生まれながら持っている素質もありますが、自分がたくさん練習をしなければならないと思います。自分だけがよくできると思いこんではいけません。みんなと一緒に交わらなければいけません。そういうことが私の哲学です。
<日付>2000年7月16日
<主題>大胆に人生を生きなさい
ヨシュア1:1―9
鄭明析牧師の説教より抜粋、再編
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トップ画像参照:モーセ像 ミケランジェロ