旧約聖書に登場するヨナは、預言者でした。
神様は預言者に、
「あなたはニネベの街の人々に述べ伝えなさい。彼らの罪が天に届くほどはびこったので悔い改めなさい。もし悔い改めなかったら、40日以内にニネベの街は滅びるだろう」と話しました。
ヨナ預言者はニネベの町の人々は悔い改めないだろうと思って、ニネベに向かわないでタルシシに向かう船に乗って逃げていきました。
その途中強風が吹いて、波が激しくたち起こって、舟の中にいる人々が誰が罪びとなのか見つけ出すことにしました。結局ヨナが引っかかってしまいました。
船に乗っていた人たちは「一体どういう罪を犯してこのように不幸なくじにあたったのか」と聞いたのです。ヨナが「神様の話を守らないで他のところへと逃げていく途中、こうなった」と答えたら、「神様の御言葉を守らないで逃げるなんて」といって驚きました。
波はいっそう激しく立ちおこり、彼らは死にそうになりました。仕方なく、みんながヨナを海に投げ入れました。波はしずまり、海は湖のように静まりました。
ヨナはもがきながら神様に間違いを犯したと悔い改めました。三日間海でこのような苦痛を受けて神様に悔い改めたのです。神様がヨナを海から出てくるように救いました。
それから再びニネベの街に入って、ニネベの街の人々に神様が話したとおりのことを伝えました。
「あなた方の罪が天にまで届いているので、神様は私を遣わして悔い改めさせているから、自分の罪をみんな神様に悔い改め刑罰から免れなさい。もし悔い改めなかったら40日したらこの街を滅ぼす。」といいました。
ニネベの町の人々が灰をかぶって熱い涙を流して悔改めました。そのようにしたことで12万の人々が滅びないで助かるようになったのです。
2001年8月19日 説教者:チョンミョンソク牧師
冒頭画像出典:「ヨナとクジラ Jonah and the Whale」1621年絵画 ピーテル・ラストマン(Pieter Lastman/1583-1633)