ヨハネによる福音書5章21節
父が死人を起こして命をお与えになるように、子もまた、そのこころにかなう人々に命を与えるであろう。
イエス様が仰ったところですが、ここを文字通りに考えたら、葬式をしている家に行って人をよみがえらせたと思いがちです。そのように死んだ人が生き返ると言うから、復活祭を大きな行事だと思うんです。
肉体が生きることも嬉しいですが、霊魂が生きることがもっといいことです。神様は霊魂が死ぬことを本当に悲しみます。神様は天のお父様です。
生かすというのはどのように生かすのか、イエス様がおこなったことを見れば分かります。イエス様は30歳の時から世の中に出て働きましたが、葬式をしている家に行って死人を生かしにきたと言ったことはありません。貧しい人、病んでいる人、苦しみを受けている人のところに行ってまず助けました。
彼らを顧みて、慰め、福音を伝えて、神様を信じなさいと言いました。福音の復活が始まったのです。「お父様が死人を生かしたように私も死んだ者を生かそう」と言ってイエス様が葬式をしているところに行ったことはありません。イエス様の実際の路程を見ながら復活のことを考えるべきじゃないでしょうか。
1999年4月8日(木) 御言葉より抜粋・編集 説教者:チョンミョンソク牧師