バングラデシュでテロ-イスラム国IS関与か

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バングラデシュでテロは何故起きたのか

*2016.07.08更新

「仲間が犠牲になり、とても悲しいです。
調査団の夜の様子がわかるゆえに、もどかしいです。
犠牲になった人々が、テロが起きた当時に過ごしていたのは1日の終わりの唯一ホットする対話の時間。
海外にいると疲れるし、気を使うので、リラックスした雰囲気だったと思います。

バングラディシュ テロの場所 レストラン カフェ
テロが起きたバングラディシュのホーリー・アルティザン・ベーカリーHoley Artisan Bakery

バングラデシュは比較的安全とされてきたので、外食もできたんですよね。
僕が行ってたパキスタン、パプアニューギニアは外出禁止だったので逆に安全だったのですが。。
一瞬で人生が終わってしまった方々がとても不憫ですね。」

中東や東アジアなどで仕事をしている摂理メンバーはこう話しました。

 

彼の知り合いが直接、犠牲になったわけではないとのことです。
しかし、彼は「仲間が犠牲に」と言いました。

 

そうなのです。
今回、バングラデシュのテロで犠牲になった人々は、<仲間>です。

そしてバングラデシュに住む人々も<仲間>です。

バングラデシュ 川 女の子 笑顔
バングラデシュの少女たち 出典:wildfrontierstravel

バングラデシュ 笑顔 少年 男の子
バングラデシュの少年たち 出典:internationalglobetrotter

バングラデシュ 少年 男の子 笑顔
バングラデシュの男の子 出典:kujaja

バングラデシュ 女性 笑顔
バングラデシュの女性

今までバングラデシュはテロリスト集団が育ちやすいとも、一部で言われてきました。
貧困や、隣国インドとの不仲、政府への不満。

しかし今回のテロリストは全員、富裕層でした。
少なくとも貧困ではありませんでした。

外国人を狙って無差別に襲撃する事件は、これまでバングラデシュでは起きたことがなかったのです。

 

そもそもバングラデシュとはどんな国なのでしょうか?

 

目次
  1. バングラデシュとはどんな国?
    1. バングラデシュの概要
    2. データ
    3. バングラデシュの歴史
    4. バングラデシュの宗教
  2. 親日国家バングラデシュと日本の関係
    1. バングラデシュを最初に国と認めた先進国は日本
    2. 現地警察が日本人を守ってくれている
    3. 東日本大震災の時、村人達が一日の収入の半分を寄付
    4. 日本企業のインフラ整備、技術協力
      1. 清水建設等が貧弱な空港を改修
      2. 三菱重工等が技術協力
      3. サイクロンシェルター
  3. イスラム国ISILの動き
    1. バングラデシュで去年から今年にかけて「イスラム国ISバングラデシュ」との組織名で犯行声明がでた殺傷事件
    2. イスラム国が関与したとみられるここ一年で起きているテロ
  4. 最近起きているテロの傾向とテロ直前の動き
  5. バングラデシュでテロ発生 2016年7月1日午後9時(日本時間2日午前0時)
    1. ラマダン(断食月)明けの金曜はテロに注意と言われていた
      1. ラマダンとは
      2. なぜ、金曜にテロが起きるのか
    2. 今回のテロの犠牲者
      1. 知人を見捨てなかったバングラディシュ人も犠牲者に
      2. JICAとは
      3. JICAとバングラデシュ
    3. テロが起きた場所
      1. テロが起きたレストランとは
    4. テロの様子
    5. 実行犯
      1. バングラデシュでテロを起こした犯人は高学歴で富裕層
      2. マレーシアの同じ大学に容疑者グループのうち2人が留学
    6. バングラデシュ国内の反応
      1. 「あなたたちを守ってあげられなかった私たちを許してほしい」
    7. 日本政府の対応
    8. 各国の反応 国際社会の非難相次ぐ
      1. 国連の安全保障理事会
      2. 潘基文(パン・ギムン)国連事務総長
      3. イタリアのマッタレッラ大統領(イタリア人は9名死亡)
      4. ジョン・カービー米国務省報道官
      5. 米国大統領選候補ヒラリー・クリントン氏
      6. インドのナレンドラ・モディ首相
      7. 中国外務省
      8. エジプトの首都カイロにあるイスラムスンニ派の最高権威 アズハル機関
  6. 何故、バングラデシュでテロが起きたのか?
    1. バングラデシュ国内の政争が関係?
    2. シリアやイラクで、イスラム国ISが攻撃を受け、身動きがとれない
    3. 一国の問題では終わらない。考えの戦争が起きている
  7. 今後、テロが起こる可能性は?
    1. 2016年7月7日にもバングラデシュでテロが発生
    2. テロの可能性は全世界で否定できない
  8. 一つになって打ち勝つこと

バングラデシュとはどんな国?

バングラディシュ 国旗 黄色い花 子供
バングラデシュの子供たち 出典:wikimedia

バングラデシュ 女性 笑顔 農業
バングラデシュの女性 出典:oxfamblogs

 

バングラデシュの概要

バングラデシュの生活は、イスラム教と非常に結びつきが深い。
バングラディシュ モスク
バングラデシュのモスク 出典:wikimedia

バングラディシュ イスラム教 お祈り
お祈りする人々 出典:christiantoday

 

物凄い親日国
バングラディシュ 安倍首相 日本 国旗
出典:theworldfolio

 

アジア最貧国の一つ
人口の約3割が貧困層
しかし近年は経済成長が著しい
バングラディシュ 川 人々
出典:maierandmaierphotography

 

国土は日本の半分だが、人口は日本より多い
その分、首都ダッカでは交通渋滞が激しい
ラッシュ時には3時間、車が動かないこともある
バングラディシュ 交通渋滞 人々
出典:telegraph
バングラディシュ 列車 人々 交通
出典:tourist-destinations

 

日本との時差は3時間
日本からの直行便は無い。航空券は最安往復5万前後から
日本バングラディシュ

 

サイクロン、洪水、地震といった自然災害が多々ある
インフラ整備が急務
バングラディシュ 洪水 水害
出典:floodlist.com
バングラデシュ サイクロン 2016
2016年5月 バングラデシュでのサイクロン 出典:strangesounds

 

データ

面積:日本の4割の大きさ
人口:1億5490万人(2015年10月)
首都:ダッカ
世界1 4 0 都市住みやすさランキング(英国国際経済誌調査)によると、ダッカは、2 0 1 0 年でワースト2

民族:ベンガル人多数、少数民族
平均寿命:平均寿命 68才 男68才 女69才
識字率:53.9%
宗教:イスラム教(国教)90%、ヒンズー9%、仏教0.7%、キリスト教0.3%

政治体制:共和制
共和制とは、国民の選挙で選ばれた代表者を元首とする政治体制。
(大統領は象徴的な存在で、政治的な実権はない)

在留邦人数:985人(2015年10月1日現在)
日本首相訪問:1990年海部総理大臣、2000年森総理大臣、2014年安倍総理大臣
バングラディシュ 安倍首相 訪問
安倍首相バングラデシュ訪問時の写真 出典:albd

 

経済成長:2000年代には年率平均6%の堅調な成長をみせている
1憶六千万の人口と安価な労働力。
投資先・市場としても、近年注目を浴びている

バングラデシュ ダッカ
首都ダッカ 出典:ilcaffegeopolitico

 

GNP国内総生産:350Sドル 世界で 140 番目

平均年収:5万円

第一次産業:農業(国民のうち約70%が従事)

バングラディシュ 男性
出典:usaid
バングラディシュ 農家 女性
出典:letstravelsomewhere

主要貿易品目:1位 ニットウェア(46.8%)
「世界の縫製工場」として、世界各国のアパレルメーカーが生産拠点を設けている。
同国は先進諸国市場向けの衣料品の供給で中国に次ぎ世界第2位。

バングラデシュ 世界の縫製工場
バングラデシュ アグラサーラ縫製工場 出典:世界こども財団

 

災害:
バングラディシュ 川 女性
出典:abc.net
バングラディシュはガンジス川(対岸まで約10キロ)や、その支流の川の最下流にある。
雨期に、毎年国土の約3割が水につかり、1 0 年に一度の洪水では国土の約4割が堪水。
乳児幼児の死亡原因第一位は、溺死。4人に1人が溺死で亡くなっている。様々な病気や感染症などではない。
サイクロンで1970年に死者50万人、2008年4月に死者14万人。2016年5月には死者21人。
雨の印象が非常に強いが半面、雨期に雨が集中するため、乾季に干ばつ被害が出る。

 

バングラデシュの歴史

バングラデシュの国旗

1945年インドの一部として分離独立
1947年パキスタンの一部(東パキスタン)として独立
1971年バングラデシュとして独立
独立パキスタン政府の東パキスタン軽視の国政に反発し,
第 3 次インド・パキスタン戦争の結果、独立を達成
独立後 30 年を経たが,国情が安定してから 10 年ほどしか経っていない

 

バングラデシュの宗教

バングラデシュ モスク
出典:wikimedia

イスラム教国の中では、地元の習慣とも混ざり合い成長していった「穏健派イスラム」が多い国です。
ですが他の宗教の人々も尊重しています。
その証拠に、バングラデシュではキリスト教や仏教、ヒンドゥー教の祭日なども各1日、国が定める祝日です。
クリスマスもバングラデシュでは祝日です。

バングラデシュ ダッカ 教会 クリスマス
バングラデシュ ダッカのキリスト教会 クリスマスの準備をしている 出典:dailymail

 

親日国家バングラデシュと日本の関係

バングラデシュを最初に国と認めた先進国は日本

バングラデシュ 笑顔 少年 男性
バングラデシュの少年 出典:wildfrontierstravel

国として認めるということは、信頼したということです。

バングラデシュが独立したとき、日本は高度経済成長が落ち着いたときでした。
今まで国際協力を受ける側だった日本が、発展途上国に国際協力をする立場になったのです。

バングラデシュの教科書や授業には日本のことが取り上げられ、「ヒロシマ」「ナガサキ」もよく知られています。

バングラデシュ ベンガル語 広島 長崎
2016年にオバマ大統領が広島を訪問したときのニュースも、バングラデシュのサイトに大々的に載っています。

 

現地警察が日本人を守ってくれている

バングラデシュの地方地域カラムディ村では、NPO団体バングラデシュと手をつなぐ会がここを訪問するとき、届出をすると警察は警備を強化してくれださっているとのことです。NPO団体が交流を開始して20年間、問題は起こっていません。

 

東日本大震災の時、村人達が一日の収入の半分を寄付

バングラデシュ 笑顔 少女
バングラデシュの少女たち 出典:voanews

東日本大震災で、バングラデシュの小さな村では、長老の呼びかけで村人たちが一日の収入の半分を寄付してくれたそうだ。
金額の問題ではない。度重なるサイクロン被害に日本が救援の手を差し伸べたのを忘れなかったのが嬉しい。
阪神大震災でも特産のお茶を支援物資として届けてくれた。
引用:産経WEST

 

一人当たりのGDPが日本の40分の1で、アジア最貧国といわれるバングラデシュ。
2011年3月。東日本大震災が発生したときだ。このとき菅原さん(NGOシャプラニールのメンバー)は、サイクロン被害にあったバングラデシュ人から、地震と津波の被害にあった日本人へ、応援のメッセージを預かろうとしていた。ところが、話を聞いた地元の長老は、村の人々を集めると、こう大演説をぶったのだ。
「寄付に協力してくれ。私たちを助けてきてくれた日本人に、恩返しをしようじゃないか。1タカ(約1円強)、2タカでも構わない」
村人は呼びかけに応えて次々に、シワだらけの紙幣を長老に手渡す。若い学生は、50タカ札を手に、悩んだ挙げ句に決断した。「やっぱり、100タカ出す」。わずか約130円。

それでも、菅原さんはその気持ちが嬉しく、「思わず泣いてしまいました」という。

参照:ポストセブン

 

日本企業のインフラ整備、技術協力

バングラデシュにある主な日系企業:ユニクロ、東芝、大林組、清水建設、JCBなど
バングラデシュへの進出日系企業数:2015年1月時点で約220社となり、過去4年で2倍以上に増加

清水建設等が貧弱な空港を改修

大型機発着が可能となり年間利用客約16万人増

三菱重工等が技術協力

国内エネルギーの10%をまかなう火力発電所
→現地バングラデシュ人の雇用にも繋がり、日本への感謝の気持ちが広まっていきました

サイクロンシェルター

バングラデシュ サイクロンシェルター
出典:mathbariaprotidin

無償資金協力33億円
バングラデシュはサイクロンや水害の多い地域でした。
沿岸部を中心に12万人が避難できるシェルターが81棟建設されました。
その後、水の被害が激減。普段は小学校として利用されています。

 

イスラム国ISILの動き

犯罪 (1)

バングラデシュで去年から今年にかけて「イスラム国ISバングラデシュ」との組織名で犯行声明がでた殺傷事件

2015年9月28日:ダッカ市内においてイタリア人男性がオートバイに乗った者らにけん銃で撃たれ殺害
2015年10月3日:邦人男性がオートバイに乗った者らにけん銃で撃たれ,殺害
2015年10月24日:イスラム教シーア派系の宗教施設付近で爆発が発生 1名が死亡,100名以上が負傷
2015年11月18日:イタリア人男性が何者かにけん銃で撃たれ負傷する事件が発生
2015年11月26日:イスラム教シーア派系の宗教施設で襲撃事件が発生。1名が死亡,3名が負傷。
2015年12月25日:イスラム教の宗教施設において金曜礼拝中に自爆テロ。一名死亡、3名負傷。

*イスラム国ISは邦人殺害事件について,機関誌上で,ISILに属する組織が邦人を標的としたことに言及。引き続き日本を標的とする可能性を示唆。

 

イスラム国が関与したとみられるここ一年で起きているテロ

2015年11月 フランス・パリ同時多発テロ 死者130人
パリ フランス 同時多発テロ

 

2016年3月 ベルギー・ブリュッセル 空港などで連続テロ 死者32人
ベルギー テロ
出典:CNN

 

2016年5月 アメリカ・フロリダ州 死者49人
アメリカ テロ
出典:huffpost

 

2016年5月 トルコ・イスタンブール 死者44人
トルコ テロ
出典:sputniknews

 

他にもあり、世界で少なくとも76件起きています

 

最近起きているテロの傾向とテロ直前の動き

空 雲

外国人が多く巻き込まれ、空港や外国人が集まる場所で行われています。
これは<異教徒排除>と共に、多くの外国人が巻き込まれれば、
その外国人の国でも報道されることで、世界各国にイスラム国ISISの宣伝になることを、
イスラム国が考えているとの見解があります。

 

また過去に発生した事件は、警察や政府などに拘束されている仲間の開放や身代金目的ということもりましたが、
専門家によると、最近のテロは自爆覚悟と自分たちの存在PRで挑んできているため、交渉の余地が無いと言われています。

バングラデシュ政府は最近、1万人余りを逮捕するという一斉検挙を終えていました。
そのうち194人は、地元の武装ネットワークとの関連性が認められたと報じられていました。

 

首都ダッカのアメリカ大使館は、昨年9月に、武装勢力がバングラデシュでテロを計画しているとの情報がある、と発表。
今年2月にも、アメリカ国務省が、ISやアルカイダ系の組織によるテロの脅威は、現実的で信憑性が高い、と指摘し、渡航注意を発していました。

 

バングラデシュでテロ発生 2016年7月1日午後9時(日本時間2日午前0時)

バングラデシュ テロ 発生現場

ラマダン(断食月)明けの金曜はテロに注意と言われていた

イスラム国ISは去年と今年、ラマダン(断食月)明けに、世界各地でテロを起こすように呼びかけていました。
去年2015年6月26日にはチュニジアのリゾートホテルと隣接のビーチで武装集団による襲撃事件が発生、観光客38人が殺害されています。

 

その為、ラマダン(断食月)明けはテロに注意するよう、各国も呼びかけていました。

特に金曜日は危ないと外務省もホームページなどで注意喚起していました。
またテロが起きた6月29日はイスラム国の建国記念日でした。

今年のラマダンは6月6日ごろに始まり、7月5日ごろまでです。

 

ラマダンとは

イスラム教では1年のうち1ヶ月のあいだ断食を行うことが義務付けられており、
この断食を行う時期のことをラマダン(ラマダーン)といいます。飲食のほか、喫煙、性行為も禁止です。

インドネシア ラマダン
出典:Walkersインドネシア

日没後は飲食が可能。夕方、街中に合図がの音が鳴り、それと共に人々が食事を開始します。
ナツメヤシと水から始まり、普段より豪華な料理を家族らと楽しみ、一日の断食を乗り切ったことをたたえ合います。
本来なら平和で和やかな時期です。

ラマダン 食事
ラマダンの時の食事 出典:newsrepublica

こうすることで、食べ物がなくて困っている人と思いを共有し、連帯感を強めるという意味があるとも報道されています。

「不純なものを絶つことで体が清められる」という考えが広まっています。
断食する中で当然信仰が良くなるしかないし、イスラムが世界中に広がり、早く成長した大きな理由の1つであると言われています。

 

なぜ、金曜にテロが起きるのか

イスラム教の預言者ムハンマドが聖地メッカに入場した1630年1月11日は金曜だったことから、金曜は特別な日として宗教心が高まるとされます。
これまでも各国で起きたイスラム過激派によるテロは、金曜の集団礼拝後に行われる傾向があります。

 

今回のテロの犠牲者

バングラデシュ 追悼式

バングラデシュ陸軍の発表によると人質22人が死亡。
JICA(下部参照)から派遣された日本人7名、イタリア人9名、バングラ人3人(1人は米国との二重国籍)、インド人1人名、バングラデシュ人警官2人。

知人を見捨てなかったバングラディシュ人も犠牲者に

バングラデシュ人のうち20歳の男性は、武装集団からバングラ国籍であることを理由に立ち去ることを許されたが、同行の知人を見捨てられないと一緒に店に残り、命を落としました。
(毎日新聞 人質テロ 知人見捨てず犠牲に詳細が書かれている)

JICAとは

独立行政法人 国際協力機構。Japan International Cooperation Agency(JICA)
1954年より活動開始。現在のJICAは平成15年10月設立。
世界各国の開発途上国への国際協力を行っています。

現地の今後の発展につながるように、現地の人々と話し合いながら進めています。

援助手法は多様。
技術協力、資金協力、海外移住者&日系人への支援、
緊急援助のための機材・物資の備蓄・供与、国際緊急援助隊の派遣のうち最適な手法を使い、
地域別&国別、課題別アプローチを組み合わせ、開発途上国が抱える課題解決を支援。

JICAとバングラデシュ

2021年までに中所得国化するというバングラデシュ政府の目標の実現を支援するため、
持続可能な経済成長の実現と貧困からの脱却を目指した支援を行っています。

 

テロが起きた場所

比較的治安の良い場所。
高級ホテルや各国の大使館が多く集まり、外国人が多い。
普通のバングラデシュ人にとっては別世界と言われています。

 

テロが起きたレストランとは

日本人の間で、1,2を争う人気店。高級マンションの隣にあります。
メニュー事例でいえば、サンドイッチが400円ほどの価格。
ただし、バングラデシュの人にとっては4,000円ほどの感覚があるとのことです。

 

テロの様子

武装集団はイスラム教の経典、コーランを言えなかった人々を殺害したと報道されています。
「神は偉大なり」と叫びながら銃を乱射。
イスラム教の人々に武装集団は「殺さない」と言い、食事も与えられました。

警官隊が突入時、武装集団達は「天国で会おう」とお互いに向けて話し、その後、警官隊と銃撃戦となりました。

近隣に住むレストラン経営の女性(49)
周囲は暗く、詳しい様子は分からなかったが、銃声の中で懇願するような男性の声が聞こえてきました。
「アイム・ジャパニーズ、ドント・シュート(私は日本人です、撃たないで)」。
女性は産経新聞の取材に、「まるで戦争のようだった」と話した。

 

実行犯

実行犯6名は全てバングラデシュ人。
5名射殺、1名拘束



(*2016.7.6現在の話で、1名、民間人が誤射されて射殺されてしまったという一部報道があります)
実行犯のうち5人は事件前から過激派で、警察は複数回逮捕を試みていました。
テロは十分な準備を経た計画的な襲撃でした。
男らは事件の数か月前から行方が分からなくなっていました。

 

イスラム国ISが犯行声明を出していますが、バングラデシュは当初、イスラム国の関与を否定し、
犯行グループが国内のイスラム過激派組織に属するバングラデシュの若者であるとしていました。
しかしカーン内相は5日、朝日新聞との単独会見に応じ、
「イスラム国IS指導者の思想が一握りの国民を引きつけたのかもしれない」
と述べ、インターネットなどを通じて何らかの連携があった可能性を認めました。

犯行声明
「イタリア人を含む『十字軍の国』の人々を殺害した。イスラム教徒の殺害を続けるかぎり、十字軍の国の人々に安全は確保されないと知らしめるためだ」
日本人に関する言及はなかった。

 

バングラデシュでテロを起こした犯人は高学歴で富裕層


7人のうち3人は22歳以下。流暢な英語を話していたという報道もされています。
高校の時も優秀な生徒であり、とても明るく優しくて純粋であったと、彼らの高校の教師が話しています。

 

イスラム国ISISなどの過激思想はインターネットを通じて、自分たちの考えを拡散しています。
拡散方法は、twitterやFaceBookなど、誰でも知ってるSNSサイトを使っています。

スマホをさわる男性

 

直接イスラム国がその国に行かなくても、イスラム国のサイトを見た人々が感化され、事件を起こすことが多々あります。

バングラデシュでは、インターネットを扱う人は世界銀行の調べでは10%未満、バングラデシュの政府の調べでは30%とされています。
今回の実行犯たちは富裕層なため、インターネットにふれる機会が多かったとみられています。

 

世界のテロ事件を巡っては、シリアに渡ってイスラム国ISの戦闘員になる若者の中に、裕福で高い教育を受けた者が多数いることが分かっています。
貧困で自暴自棄になるだけがテロ参加の理由でなく、社会からの疎外感、閉塞感なども背景になっている可能性があると話す専門家もいます。

 

マレーシアの同じ大学に容疑者グループのうち2人が留学

容疑者グループのうち2人がマレーシアの同じ大学に留学していたことが分かった。
地元警察幹部が毎日新聞の取材に明かした。うち1人はリーダー格とみられ、
2014年から過激派組織「イスラム国」(IS)のリクルーター(勧誘役)に興味を示していた。
マレーシアは東南アジアのIS拠点の一つとして知られており、ISが人質テロ事件に関与していた疑いが強まった。
引用:毎日新聞

 

バングラデシュ国内の反応

バングラデシュ 人々
事件の犠牲者を悼むバングラデシュの人々 出典:Mohammad Ponir Hossain-REUTERS

 

「あなたたちを守ってあげられなかった私たちを許してほしい」

数十人単位で起きたテロというのは、バングラデシュではほとんど例が無く
バングラデシュの人々も大きな衝撃を受けています。

地元新聞は、「バングラデシュのために、仕事をしてくれた人が犠牲となり、とても悲しい」と伝えています。

「フォーギブ アス(私たちを許して)」。
ファテー・チョーダリーさん(68)は、白い花と共に、こう書いた白い紙をそなえた。
「あなたたちを守ってあげられなかった私たちを許してほしい」とチョーダリーさんは涙声で語った。
引用:読売新聞

バングラデシュ政府は犠牲者を追悼するため半旗を掲げ、国全体で2日間の喪に服することを発表。

バングラデシュのシェイク・ハシナ首相は
「スラム教は平和を尊ぶ宗教であり、宗教の名の下に人をあ やめる行為は許されない。
われわれの尊い宗教を汚すことをやめて正しい道に戻り、イスラム教徒の誇りを取り戻すよう求める」
と今回のテロを強く批判しました。

 

日本政府の対応



安倍晋三首相は「世界の国々と共有している価値に対する挑戦であり、断固非難する」と強調しました
安倍氏は今月2日の参議院選挙北海道遊説日程を取り消して国家安全保障会議を開催。

昨年発足した官邸直轄の国際テロ情報収集ユニットや医師らによる支援チームが、木原誠二外務副大臣と共に現地対応に当たっています。

政府は3日夜、バングラデシュの飲食店襲撃事件に巻き込まれた日本人家族を政府専用機で現地に送りました。
5日午前5時50分前、羽田空港に帰国。ご遺体は医師による司法解剖が行わています。

岸田文雄外相は遺族が羽田空港から出国の際、犠牲になった7人や負傷した男性の家族と会い、お悔やみやお見舞いを伝えました。
「ご家族のみなさまの気持ちに沿って、最大限、なし得る限りの支援をさせていただく」と申し出た。岸田氏によると、家族は疲れた様子で、ほとんど無言だったといいます。

 

各国の反応 国際社会の非難相次ぐ

国連の安全保障理事会

国連安全保障理事会
「あらゆるテロは、国際社会の平和と安定への最大の脅威だ」とする声明を発表

 

潘基文(パン・ギムン)国連事務総長

「事件の首謀者が特定され裁きにかけられることを望む。国連が暴力的極端主義を阻止するための支援の準備が整っている点をバングラデシュ政府に約束する」

 

イタリアのマッタレッラ大統領(イタリア人は9名死亡)

「テロには、国境がない。テロは世界にとって主要な脅威で、打ち勝つためには私たちが一致して立ちむかうことが必要だ」
中南米訪問の予定を切り上げてローマに戻り、事件への対応に当たる考えを示した。
イタリア国内では、事件の犠牲者を追悼するため、首相府や外務省などで半旗が掲げられている。
同国人が巻き込まれた事件としては2003年11月にイラク南部ナシリヤで駐留イタリア軍が自爆攻撃を受けて以来、最悪の規模。

 

ジョン・カービー米国務省報道官

「米国政府は暴力的極端主義に対して断固許さないというバングラデシュ首相を支持する。
バングラデシュ政府と緊密に接触していて、特にテロ犯を裁こうとしているバングラデシュ政府の努力に関し、支援もしている」

 

米国大統領選候補ヒラリー・クリントン氏

「今回の攻撃は我々すべてに対する攻撃も同じ。米国はイスラム聖戦主義の撃退のために友人および同盟と共にする」

 

インドのナレンドラ・モディ首相

「ハシナ首相に電話をして対応策について協議した。インドはバングラデシュの兄弟・姉妹と共にテロに対抗する」

 

中国外務省

「罪のない民間人に対するいかなる暴力にも強く反対し、テロリズムと戦うバングラデシュ政府を支持する」
バングラディシュは、習近平国家主席が提唱する構想の重要な拠点。

 

エジプトの首都カイロにあるイスラムスンニ派の最高権威 アズハル機関

「無実の人々を殺害した残酷なテロ行為はイスラムの教えとは全く関係ない」

 

何故、バングラデシュでテロが起きたのか?

バングラデシュ国内の政争が関係?

不安定な国の情勢に、イスラム国や過激派がつけこむことは常套手段だと専門家は言います。

 

安定している国と、不安定な国。
どちらで犯罪が起こしやすいのか?と考えると、おのずと答えがでます。

 

バングラデシュ国内の政争は以前より続いています。
1971年バングラディシュ独立の指導者はムジブル・ラーマン首相。だが、軍のクーデターでラーマン氏は家族もろとも殺されてしまいます。
その後、何度か政権交代を繰り返し、現在は、ハシナ首相が選挙で大勝。

バングラデシュ ハシナ首相
出典:日本記者クラブ
ハシナ首相は、建国の父であるムジブル・ラーマン氏の娘。
一族を軍に殺された中で、留学中のために命拾いした女性です。

 

ハシナ現政権は、「バングラデシュ独立戦争当時の殺傷行為関与」に関して、
2013年に「ジャマティ・イスラミ」というイスラム主義政党の幹部に死刑判決を出しました。
それ以降、現政権とジャマティ・イスラミの関係は悪化。
昨年には治安情勢が悪化しました。

 

しかし政争が起きる一方で、平和を求め、国内の治安情勢を取り戻そうとしている人々がいるのを忘れてはなりません。

 

シリアやイラクで、イスラム国ISが攻撃を受け、身動きがとれない

バングラデシュ 風景 夕陽

バングラデシュやインド亜大陸でテロが絶えない一因としては、イスラム国ISがシリアやイラクで攻撃を多々受け、身動きがとれないことにあります。
いまイスラム国は多くの他国でのテロを呼び掛けています。

欧米の諜報機関関係者は、イスラム国が現在、厄介で危険な変容を遂げていると認識しています。
宗教国家の創設を明言して突然出現したテロ集団が、アルカイダよりもさらに大きくて高度な存在になりつつあります。

米中央情報局(CIA)のジョン・オーウェン・ブレナン長官は最近のインタビューで、
シリアやイラク以外でのISとの闘いの進捗度が遅い点に関して、珍しく率直に発言しました。
手ごわくて回復力が強いISがテロ活動を新段階へと加速させつつあることに、反ISの同盟諸国が追いつけていないと述べていました。

 

一国の問題では終わらない。考えの戦争が起きている

夕陽 雲

日本ではあまり大きなニュースになっていませんが、マレーシアで6月28日、マレーシア国内初のイスラム国と見られるテロが起きました。
いまや世界各国で、テロが起きています。

関連記事:2016年6月28日 マレーシアの治安・テロ ISIS(イスラム国)関与

私はこのマレーシアのテロに関しての記事を最初に書いたのは、2015年の秋に書きました。
その時のタイトルは「マレーシアでイスラム国ISによるテロの可能性が高まっている」
マレーシアで何故、テロが起こる可能性があると言えるのか、
また、マレーシアはテロリストの中継地点と言われる所以は何かということを調べてまとめて書きました。

 

この記事を読んだ人の反応は分かれました。
「マレーシアでテロが起きるはずがない」という人もいました。
しかし、非常に残念ですが現実のものとなってしまいました。

マレーシアでは現在、このテロのニュースがトップニュースとなっています。

 

マレーシアにとどまらず、テロが起きるはずがないと言われているところで、起きてしまう現実があります。

 

バングラデシュでの実行犯のうち2名がマレーシアに留学経験があり、マレーシアでイスラム国ISに感化されたか?と言われていますが現在、こちらは警察が調査中です。

 

昨今のテロは、決して対岸の火事ではありません。
一国で起きたからと言って、それがその国内の問題、またはその地域でおさまることではなくなっています。

 

イスラム国ISが外国人をわざと巻き込むようにしているだけが理由ではありません。

 

アメリカで起きた銃乱射事件など、イスラム国ISのSNSやサイトを見て、その思想に感化されるということが起きています。

パソコン 犯罪 インターネット
だからテロリストの入国を防ごうとするだけでは、決して国のテロは防げないということに世界中の人々が気づいています。

かといって、情報を遮断してインターネットサイトを使えないようにするのでしょうか?
それは非現実的であり、良い情報まで全て遮断してしまうことになります。

 

今後、テロが起こる可能性は?

「イスラム国」がバングラデシュ・ダッカでのテロ事件を称賛する新たなビデオを公開し、今後もテロを繰り返すと警告しました。

2016年7月7日にもバングラデシュでテロが発生

バングラデシュ警察によりますと、現地時間の7日午前、バングラデシュの首都ダッカから北東に100キロほど離れたキショルガンジで、
5人の武装グループが広場の入り口に設置されていた検問所に爆発物を投げ込むとともに、
警察と銃撃戦になり警察官2人と現場にいた女性の合わせて3人が死亡、10人以上がけがをしました。

 

当時、広場ではイスラム教の断食月=ラマダン明けを祝う集団礼拝が行われていて、およそ20万人が集まっていました。
警察は、武装グループのメンバーのうち、3人を拘束し犯行の動機などについて調べています。

参照:NHK

 

テロの可能性は全世界で否定できない

どこで起きるのか?テロが起きる可能性が高いか低いかの差であって、世界各国、どこででもテロが起こる可能性は否定できません。

・国内情勢が不安定なところにつけこんでくること
・イスラム国ISがインターネットで世界中にテロを呼び掛けていること
・いつどこで誰の考えが変わってしまうかは、誰にも分からないこと。考え、思想の戦いが目に見えないところで起きていること。
・昨今のテロは一国の問題で終わらないこと

これらがよく言われるテロの現状になりますが、テロが発生する理由を突き詰めると他にも理由は出てくるはずです。

 

犯罪を犯してしまう人々をみると、きっかけそのものは、ほんとうに小さなことから始まっているケースが多いです。

 

一つになって打ち勝つこと

神様を愛する人で、その愛を受けていない人はいない ー摂理の箴言

様々な可能性があり、様々な背景で起こるテロ。
一概に防ぐ手立てはありませんが、やはり人々が一つになることはこれ以上ない戦略です。

 

どんなに優秀な選手達がいても、チーム全体が一つになっていなければ絶対に勝てません。
逆に一人一人の力がもし足りなかったとしても、一つになったからこそ勝てたという奇跡を
私達はスポーツを通して何度も見ています。
ノーベル賞を受賞した人たちのコメントで何度も聞いています。
あらゆる分野で、一つになることは勝利の鉄則です。

関連記事:
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私たちはどうあるべきか、ということを再度考えてみるべきです。
大きなことと自分の関係はよく考え、省みますが、隣人との関係はあまり省みません。
隣にいる人が大切です。いつでも会える人が大事なのです。

 

説明を聞くのも良いけれど、自分の肌で感じてみてください。
そのものの良さを自分で見つけてください。

 

敵だと思ったら抱きしめることはできません。
人は皆人間。だから皆一つです。一つの体。
私たちも一つになるには自分が相手に持っていた先入観を捨てればいいです。

 

全体が1つになって行なうとき問題が起きず、心が楽です。
自分と他人と分けるときに問題が起きるし、心が苦しい。
他人を迎えると思うと楽ではありません。
自分の家族だと考えるならば違うでしょう。

 

関連記事:
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兄弟を愛したら天使たちが来て協力してくれるが

 

私たちは隣の人を殺す殺虫剤のような役割をしてしまいます。
外敵と戦わなければいけないのに、内部の争いで疲れてしまいます。

 

他人が栄えるなら喜ぶべきなのに、そうではないのです。
結局そのように考えるとき争いが起こる。本来はすべて主のものです。

わだかまりを解くために覚悟し、祈り、準備して臨むべきです。
そこにしっかり中心を置いて。それがなければ、どこで何をやっても意味がないのです。

 

自分と合う人とは近くし、通じない人は退ける。壁を作る。
心を開き、一つになるならば、もっと大きな歴史を起こせるはずです。

一つになるためには、分け合い、譲歩が必要です。

 

騙す人もいます。
その人が、どれだけ自分のことを考え愛してくれているのかを見るべきです。
そうすれば答えが自ずと出てきます。
イエス様は犠牲になり、十字架を追いながらも愛してくださったのです。

 

自分自身を革命することができなければ、世の中も変えられません。

自分自身に対して、諦めないでください。
どうしてやっても駄目なのか…と。
他の何を諦めても、自分を諦めては駄目です。
いつかは潜在能力によってしっかり存在できます。

摂理の牧師の話より

関連記事:自殺をしようとした牧師の話

 

もちろん、盲目的に一つになることは、それは一つではありません。
単なる見た目が一つであるだけです。
時が来れば、まもなく崩壊します。

 

一つになるということは、役割が違っても、心は同じだから
互いの個性を理解し、受け入れてあげることができるということです。

 

すなわちこれは、天の愛だけでなく、兄弟愛の完全な条件を立てることで
サタン(悪魔)が付け込めない大きな条件になるのです。
摂理の御言葉より

 

一つになってこそ、誰も予想できなかった結果がうまれ、神様の御働きが起きます。

 

旧約聖書 箴言10章12節
憎しみは、争いを起し、愛はすべてのとがをおおう。

 

旧約聖書 箴言18章19節
助けあう兄弟は堅固な城のようだ、しかし争いは、やぐらの貫の木のようだ。

 

今は「神様のために死ぬ時代」ではありません。
今は<神様のために生きる時代>です。
摂理の御言葉より

 

私は記事を書きながら、バングラデシュについて調べながら、涙が止まりませんでした。

神様が一人一人を本当に強く愛していることを感じるしかありませんでした。

バングラデシュの為に、そして世界中の為に、もっと祈り続けます。

息のあるものは祈りなさい。自分の命のために、隣人の命のために。 鄭明析牧師の明け方の御言葉より

息のあるものは祈りなさい。自分の命のために、隣人の命のために。 鄭明析牧師の明け方の御言葉より

関連記事:
ベトナム戦争で人を憎むことなく生きて帰ってきた牧師の話
終戦70年から思うこと

 

参考:
外務省 バングラデシュ
在バングラデシュ日本国大使館
JICA
駐日バングラデシュ大使館
日本貿易機構JETRO(ジェトロ)
産経BIZ
日本経済新聞
国際協力機構(JICA) バングラデシュ国派遣専門家 田澤裕之氏
京 都 大 学 防 災 研 究 所 年 報 第 46 号 平成 15 年バングラデシュにおける災害問題の実態と自然・社会特性との関連分析
IHN一般社団法人国際人材交流機構
日経ビジネス 池上彰 イスラムビジネス入門 バングラデシュ編
JBPRESS 親日の国バングラデシュと日本人
バングラデシュ観光情報サイト
NPOバングラデシュと手をつなぐ会
週刊ABROADERS
読売新聞
ロイター通信
日本経済新聞
BLOGOS
時事通信
NHK
中央日報
日本経済新聞
毎日新聞
テレビ朝日
ABCニュース
東洋経済オンライン
NewsWeek
毎日新聞
J-Cast News

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目次
  1. バングラデシュとはどんな国?
    1. バングラデシュの概要
    2. データ
    3. バングラデシュの歴史
    4. バングラデシュの宗教
  2. 親日国家バングラデシュと日本の関係
    1. バングラデシュを最初に国と認めた先進国は日本
    2. 現地警察が日本人を守ってくれている
    3. 東日本大震災の時、村人達が一日の収入の半分を寄付
    4. 日本企業のインフラ整備、技術協力
      1. 清水建設等が貧弱な空港を改修
      2. 三菱重工等が技術協力
      3. サイクロンシェルター
  3. イスラム国ISILの動き
    1. バングラデシュで去年から今年にかけて「イスラム国ISバングラデシュ」との組織名で犯行声明がでた殺傷事件
    2. イスラム国が関与したとみられるここ一年で起きているテロ
  4. 最近起きているテロの傾向とテロ直前の動き
  5. バングラデシュでテロ発生 2016年7月1日午後9時(日本時間2日午前0時)
    1. ラマダン(断食月)明けの金曜はテロに注意と言われていた
      1. ラマダンとは
      2. なぜ、金曜にテロが起きるのか
    2. 今回のテロの犠牲者
      1. 知人を見捨てなかったバングラディシュ人も犠牲者に
      2. JICAとは
      3. JICAとバングラデシュ
    3. テロが起きた場所
      1. テロが起きたレストランとは
    4. テロの様子
    5. 実行犯
      1. バングラデシュでテロを起こした犯人は高学歴で富裕層
      2. マレーシアの同じ大学に容疑者グループのうち2人が留学
    6. バングラデシュ国内の反応
      1. 「あなたたちを守ってあげられなかった私たちを許してほしい」
    7. 日本政府の対応
    8. 各国の反応 国際社会の非難相次ぐ
      1. 国連の安全保障理事会
      2. 潘基文(パン・ギムン)国連事務総長
      3. イタリアのマッタレッラ大統領(イタリア人は9名死亡)
      4. ジョン・カービー米国務省報道官
      5. 米国大統領選候補ヒラリー・クリントン氏
      6. インドのナレンドラ・モディ首相
      7. 中国外務省
      8. エジプトの首都カイロにあるイスラムスンニ派の最高権威 アズハル機関
  6. 何故、バングラデシュでテロが起きたのか?
    1. バングラデシュ国内の政争が関係?
    2. シリアやイラクで、イスラム国ISが攻撃を受け、身動きがとれない
    3. 一国の問題では終わらない。考えの戦争が起きている
  7. 今後、テロが起こる可能性は?
    1. 2016年7月7日にもバングラデシュでテロが発生
    2. テロの可能性は全世界で否定できない
  8. 一つになって打ち勝つこと