死のうとすると青春が惜しく、生きようとすると苦労ばかり(6)ー鄭明析牧師

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ソチョドンにあるパンチョ教会で教役をしている次兄クァンソク兄さんは、その田舎でひどく苦労したあまり、そこを思うたびに、故郷を離れて20年以上になる今日でも名節(元旦、端午、仲秋、節日などの祝祭日)の日でさえ、故郷の地へ行きたくないという話しをする。

カラスでさえ10年経てば故郷を訪ねてみるということわざがあるのに、一体どれほど骨を削るような苦労をしたので、行かないなどと言うのだろうか。

両親はもちろん長兄から末子に至るまで、みんながかわいそうに、ありとあらゆる苦労を経験して過ごした田舎であった。時代がそうであったから、私たちだけでなく、村のあちこちで似たり寄ったりの苦労と痛みを経験しながら生きた、あの時のことがありありと目に浮かび、はっきりと思い起こされる。

(続く)
死のうとすると青春が惜しく、生きようとすると苦労ばかり(7)ー鄭明析牧師

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