イエス様が弟子たちと共にピリポ、カイザリヤという地方に行かれた時でした。
イエス様が弟子たちに尋ねました。「人々は『人の子』を誰だと言うのか?」。
弟子たちは人々から聞いたとおりに答えました。
「ある人たちはイエス様のことを『バプテスマのヨハネ』と言い、ある人たちは『エリヤ』と言い、ある人たちは『エレミヤ』か『預言者の中の一人』だと言います。」
イエス様はまた尋ねました。「それならば、あなたたちは私を誰だと言うのか。」
この時シモン・ペテロが答えました。
「主はキリスト、生きていらっしゃる神の子でいらっしゃいます。」
この言葉を聞いてイエス様はシモン・ペテロにおっしゃいました。
「バルヨナ・シモン。あなたはさいわいである。これをあなたに知らせたのは『血肉』ではなく、<天にいます私の父>である。」
そしてペテロを祝福なさいました。
「あなたはペテロである。わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てよう。黄泉の力もそれに打ち勝つことはない。わたしは、あなたに天国のかぎを授けよう。そして、あなたが地上でつなぐことは天でもつながれ、あなたが地上で解くことは天でも解かれるであろう」。
そしてイエス様は弟子たちにご自身が「キリストであること」を誰にも言うなとおっしゃいました。
イエス様の十二弟子の中のペテロの元の名は「シモン」です。
本文でイエス様がペテロを「バルヨナ・シモン」と言いましたが、<バー(Bar)>は「息子、子女」という意味で、<ヨナの息子>という意味でおっしゃいました。
ヨナは「旧約の預言者たちの一人」で、裁きを目前にした「ニネベの町」に行って悔い改めさせることで、裁きを免れ、救いを受けるようにさせた預言者です。
これと同じく、多くの人たちがペテロを通して<悔い改めの救い>を得るようになるという意味でおっしゃった言葉です。
<ペテロ>は誰よりもイエス様をメシヤだと分かって、神の子であることを認めました。これによって弟子たちの中でも「頭(かしら)弟子」と呼ばれます。
御言葉の上に堅固に立って、神様が遣わした人をはっきり分かったから、神様はイエス様を通してペテロを祝福なさいました。
2022年8月28日主日の御言葉より抜粋
主題:主はキリストで、神の子でいらっしゃる
説教者:チョンミョンソク牧師