[記事]「私はただ最善を尽くして祈るだけ」(5) チョンミョンソク牧師とポンソク牧師

チョンミョンソク牧師の弟、ポンソク牧師による記事(2007年執筆)

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退勤して家に帰ってくると、朝準備しておいたご飯がそのまま置いてあった。その時から先生は何日かその家に泊まっていらっしゃった。

ある日家に帰ってくると床に座っていた大家のおばさんが
「若いの、ちょっとこっち来なさい。」
と言って私を引っ張って家の床に座らせた。

「若いの、長く生きてるといろんなことがあるね。」

「何があったんですか?」

「家に入ってくる時、前の家の若い娘を見たかい?」

「見なかった気がしますが。」

「それもなんの言葉一言も話さなかった子が話すんだから!一日中ほとんど言葉一言しゃべらず生きてた人が話すだなんて。こんな不思議なことがどこにあるんだ!正常に戻ってきているよ。自分の家族も分からなかった子が不思議にも私を覚えているんだから。」

「誰がですか?前の家のお嬢さんがですか?」

「誰って、前の家の若い娘のことだよ。これまで隣に住んで話せなかったけど、誰を待っているのか、夜のたびに女が白い服を着て門の前に出ているから、ここの人たちも退勤して夜遅く帰ってくる時その家の前を通ると気になってよくないって。

雨が降る日は本当に怖くて不気味だって私に家の外に出ないように話をしてくれって言うんだけど、私ができるかい?私も子供を育てるのにどうやってそんなことが言えるかい?もうそんなことがなくてよかった。

今は自分のお父さんも分かって挨拶もするんだとさ。男なら見向きもしなかったのに。
その家は天の運をもらったんだよ。通りかかった人が入ってきて病気にかかった娘を治るようにしてあげるなんて、そうだろう?
その子のお母さんがあんなに水を汲んで祈っていたけど、真心が通じたようだ。ところでお兄さんが道士のようだね?」

明け方に起きると先生がいつ帰られたのか聖書を読んでいらっしゃった。

(続く)

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