[Bible]ヨハネによる福音書15章 ぶどうの木 解説

キリスト教福音宣教会 ヨハネによる福音書15章 ぶどうの木 解説
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新約聖書ヨハネによる福音書 15章1節
イエス様は「わたしはまことのぶどうの木、わたしの父は農夫である。

とおっしゃって、神様を農夫に譬えました。農夫は木に水をやり堆肥をやり、木を消毒するなど、ぶどう園の主人としてすべきことをして、管理をします。このように神様はいつも主人として、神様に属した生を生きる人たちにしてあげるべきことをしてくださいます。

そしてイエス様ご自身を「まことのぶどうの木」に譬えて、またおっしゃいました。

新約聖書 ヨハネによる福音書15章2節
わたしにつながっている枝で実を結ばないものは、父がすべてこれをとりのぞき、実を結ぶものは、もっと豊かに実らせるために、手入れしてこれをきれいになさるのである。

枝がぶどうの木につながっていなければ、枯れて死んだということです。これと同じく、私たちもそうです。聖三位、救い主と一体です。そうしてこそ、さまざまな救いの実、信仰の実、生の実を結びます。

ヨハネによる福音書15章4~12節を読みます。今日、核心的に読む箇所は「私のうちにとどまりなさい」です。
*韓国語の聖書口語訳が参考に添えてあります

新約聖書 ヨハネによる福音書15章4~12節
「枝がぶどうの木につながっていなければ、自分だけでは実を結ぶことができないように、あなたがたもわたしにつながっていなければ(韓国語口語訳:「わたしのうち」にいなければ)実を結ぶことができない。わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。

もし人がわたしにつながっており、またわたしがその人とつながっておれば(韓国語口語訳:人がわたしのうちに、わたしがその人のうちにとどまっていれば)その人は実を豊かに結ぶようになる。わたしから離れては、あなたがたは何一つできないからである。

人がわたしにつながっていないならば(韓国語口語訳:わたしのうちにとどまっていないならば)、枝のように外に投げ捨てられて枯れる。人々はそれをかき集め、火に投げ入れて、焼いてしまうのである。

あなたがたがわたしにつながっており、わたしの言葉があなたがたにとどまっているならば(韓国語口語訳:あなたたちがわたしのうちにとどまっていて、わたしの言葉があなたたちのうちにとどまっているならば)、なんでも望むものを求めるがよい。そうすれば、与えられるであろう。

あなたがたは、わたしが語った言葉によって既にきよくされている。わたしにつながっていなさい。そうすれば、わたしはあなたがたとつながっていよう。(韓国語口語訳:わたしのうちにとどまっていなさい。わたしもあなたたちのうちにとどまっていよう。)

あなたがたが実を豊かに結び、そしてわたしの弟子となるならば、それによって、わたしの父は栄光をお受けになるであろう。父がわたしを愛されたように、わたしもあなたがたを愛したのである。わたしの愛のうちにいなさい。もしわたしのいましめを守るならば、あなたがたはわたしの愛のうちにおるのである。それはわたしがわたしの父のいましめを守ったので、その愛のうちにおるのと同じである。

わたしがこれらのことを話したのは、わたしの喜びがあなたがたのうちにも宿るため、また、あなたがたの喜びが満ちあふれるためである。わたしのいましめは、これである。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互に愛し合いなさい。

「私のうちにとどまりなさい」‐これが今日の本文の御言葉の大事なところです。

イエス様は枝がぶどうの木につながっていてこそ、実を結ぶと比喩で話され、これと同じく私のうちにとどまり、私の言葉のうちにとどまりなさいとおっしゃいました。イエス様の御言葉を聞いた人たちは清くなったから、そのうちにとどまることでいっそう一体になって、実をたくさん結びなさいと言いました。そうすれば神様が栄光を受け、喜ばれると言いました。

木と枝はつながっていなければなりません。ひとつにならなければなりません。神様と聖霊様と御子が主人になって行なわれます。

枝は木につながっていてこそ実を結びます。ひとつになったことによって実をたくさん結んだら、その時からは喜びが一層起こります。

説教者:チョンミョンソク牧師

2022年8月24日 水曜礼拝より抜粋

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