[TheFair]JMSチョン・ミョンソク牧師控訴審5次公判、音声録音ファイル鑑定結果をめぐって攻防繰り広げる

キリスト教福音宣教会 摂理 JMS 鄭明析85 (18)
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韓国NEWSサイト・TheFair
掲載文章の翻訳、意訳


2024年7月26日

キリスト教福音宣教会(JMS)総裁チョン・ミョンソク牧師に対する控訴審5次公判が25日、大田高等法院第3刑事部で開かれた。

イ・ヨンフン記者=キリスト教福音宣教会(JMS)総裁チョン・ミョンソク牧師に対する控訴審5次公判が25日、大田高等法院第3刑事部で開かれた。今回の公判では、「抗拒不能の主張」と「被害時の音声録音ファイルの鑑定結果」をめぐる検察と弁護人間の論争が繰り広げられた。

検察側は、被害者が宗教的洗脳によって抵抗できない状態で性被害を受け、鄭牧師を「再臨イエス」と信じるようになったと主張した。これに対し、弁護側は洗脳の主張に反論し、鄭牧師が再臨のイエスだと主張したことはないと強調した。弁護人側は、鄭牧師の説教映像などを証拠として検察の主張に反論できると自信を見せた。

検察側は鄭牧師が絶対的な宗教的地位を持つと主張し、「万民中央教会」と「救援派」事件を言及したが、弁護側は救援派事件とは違うと反論した。

(補足:元検察官である鄭牧師の弁護士は別ニュースによると、検察官時代に救援派事件を扱ったため内容に詳しく「全く性質が違う」と確信をもって強く反論したとされる)

万民中央教会(韓国)の事件とは
1999年に起きたMBC襲撃事件では、万民中央教会の信者たちの一部が批判的な報道をしていたMBC局内に300名が乱入、更にその一部が放送機器を破壊し、局員たちに暴力をふるった。
また、教会創設者の牧師が複数の女性信徒に対しての常習的な性暴力の罪で、2018年に懲役16年の刑が確定。イ牧師は自らを「神の息子」と称していたとされる。牧師は病気で既に他界。
参照:WowKorea、NNAAsia、中央日報、DailyNK

救援派の事件とは
2014年にセウォル号沈没事件にて、船のオーナーが救援派トップだったことから大きく注目された。
1987年には救援派の信徒32人が自殺する「五大洋集団自殺事件」が起こった。同事件は、信徒たちからなる会社の工場で経営者、従業員が、社債の返済をめぐる債権者とのトラブルにより集団自殺を図ったとされる。
1991年には教会の献金横領でトップが逮捕、収監された。
セウォル号沈没事件は、法定積載量の3倍近い荷物を積載してセウォル号を運航させていたなど危機管理の低さから起きたともされている。
参照:中央日報、AFP通信、KBSWORLD

午後の公判で弁護側は、音声録音ファイルの鑑定結果に対する問題が提起されると、司法鑑定手続きを急いだが、最終鑑定結果が出ず証人尋問ができないと主張した。弁護側は、録音ファイルが編集されたか、第3者が模倣したものであれば、公訴事実が揺らぐ可能性があることを強調した。

弁護人側は十分な審理が行われなかったことを主張し、保釈を求めた。検察は証拠隠滅と被害者に対する被害の懸念を理由に反対した。

国科捜研の証人は、ファイル構造が変更された可能性を言及したが、メタ情報の値が一致するかどうかを確認する必要があると述べた。

裁判部は原本ファイルなしで「WhatsApp」に送信されたファイルを原本として見ることができないと判断した。弁護人側は、対照ファイルがなければ正確な分析が不可能であることを指摘した。

裁判部は追加審理が必要だと判断し、結審公判を延期した。次の期日が8月22日と27日午前に予定された。

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