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2023年7月21日

主任判事が何度も先入観を示す発言を行い、「無罪推定原則」を損ない、先入観に基づいた訴訟指導権の乱用が「公平性の欠如した裁判の恐れ」(刑事訴訟法第18条第1項第2項)を示唆した。
[コリアデイリー キムビョンフン記者]
キリスト教福音宣教会(JMS)は、7月17日付けの「JMS弁護団、主任判事忌避申立て」というタイトルのプレスリリースを発表した。
この事件の弁護団は、「社会的な世論に関係なく、公正な裁判を進行させるべき裁判部が、世論に流されて公正な裁判を進行していない」として、韓国大田地方裁判所の裁判部主任判事への忌避申し立て申請を行うことになったと述べた。
参考 忌避申し立てとは?
裁判官について裁判の公正を妨げるべき事情があるときは、裁判官を変えてほしいという申し立てができる。裁判に参加する当事者から裁判所に対して申立てる仕組み。
キリスト教福音宣教会はこのプレスリリースで、強制わいせつなどの罪に問われているチョン・ミョンソク氏(牧師)の弁護団は、7月17日の忌避申し立ての理由を説明。
主任判事が何度も先入観を示す発言を行い、「無罪の推定という原則」を損ない、先入観に基づいた訴訟指導権の乱用例が公平性の欠如した裁判の恐れ (刑事訴訟法第18条第1項第2項)を示唆した。
参考 無罪の推定とは?
犯罪を行ったと疑われて捜査の対象となった人(被疑者)や刑事裁判を受ける人(被告人)について、「刑事裁判で有罪が確定するまでは『罪を犯していない人』として扱わなければならない」とする原則(引用:日本弁護士会)
また、チョン・ミョンソク牧師の事件の特性を
「証拠記録が20巻を超え、1万ページを超える膨大な量、すべての告訴犯罪事実について無罪を争っている。直接的な現場目撃証人が10人以上、事件現場が一般的な場所でないため、直接訪れて詳細に調査する必要性が非常に高い。世論の注目を集めているが、世論が偏った審理にならないように留意する必要性が大きい」と指摘した。
このプレスリリースは、
「先入観の発言と訴訟指導権の乱用」の部分で、「主任判事は被告側の証人申請について“結局、教会の人々ではないか”と言い、全面的に先入観を示した。
しかし、被告側の申請証人のほとんどは事件現場にいた人々で、告訴人が主張する犯罪事実が存在したなら目撃せざるを得ない状況だった。
主任判事は被告側の証人証言に関して
『被告側の証人たちは結局、そのような事実はないと言うだろう。だから、証人尋問ではなく陳述書で代替せよ』と言い、証人尋問をする前段階で先入観を示した。このような態度は公判主義に反すると言える。」と主張した。
参考 2023年7月21日現在、検察側の証人尋問は複数人行われているが、弁護側(チョンミョンソク牧師側)には十分に証人尋問の機会を与えられておらず、上記の通り裁判官から「証人尋問ではなく陳述書で代替せよ」と言われている。

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